令和4年8月8日更新

当院治療方針について

当院漢方内科/統合代替医療クリニックです。

保険診療の漢方投薬と皮膚科標準治療の組み合わせで治療していきます。

 

国内脱毛症保険診療の実際

 

保険診療皮膚科医が行う脱毛症治療内容は、原則日本皮膚科学会円形脱毛症ガイドラインに準じて行っています。

保険診療に限定した場合、大学病院脱毛症専門医療機関だからと言って特別な治療法がある訳では原則ありません。

学会が治療方針を定めていて、保険では一日の投薬量が決まっていることがあり、保険診療皮膚科治療での治療内容は国内どこでもやっている事はほぼ同じです。

ですので、治らないといって保険証をもってほかのクリニックに行って、保険で治してもらっても治らないし、同じような薬しか出てきません。

後述しますが、特に脱毛面積の乏しい抜け毛(脱毛症進行期)はまともな治療方法が存在しません。

上の表を見たら気がつくと思いますが、抜け毛があったり広がっている脱毛症の治療は保険診療では厳しいです

 

治らない患者さんへ

日本皮膚科学会円形脱毛症診療ガイドラインを抜粋します。

特殊な研究を行っていない限り、国内の保険診療皮膚科は脱毛症専門外来含めて、全国以下の通りに診療を行います。

一部の大学病院の特別な研究/実験/工夫を除くと、原則これ以上の診療はありません。

脱毛面積 抜け毛 治療内容 備考
小さい なし ステロイド外用剤

原則処方されます。

抜け毛なしかつ

軽傷なら効果あり

セファランチン

グリチロン
塩化カルプロニウム
なし ステロイド局所注射

抜け毛なしかつ

軽傷なら効果あり

凍結療法
紫外線療法
抗ヒスタミン薬

アトピー性皮膚炎ある時で

軽傷なら有効

大きい なし 局所免疫療法

有効率30-40%

保険適応外診療

分子標的薬注射(デュピクセント)

アトピー性皮膚炎ある時

有効

治療費 3割負担 3-5万円/月

JAK 阻害薬(オルミエント)

治験有効率35%

治療費 3割負担 3-5万円/月

あり 点滴ステロイドパルス療法

初発かつ発症6ヶ月以内で

有効率58%

問わず 問わず ステロイド内服

副作用あるため、

基本使用されない

一部の大学病院は上記以外で何らかの実験的な治療を行っているかもしれませんが、

そうでなければ保険診療での脱毛症治療は、円形脱毛症診療ガイドラインで記されている上記しかありません。

国内どこにいってもそうです。

 

ですので、保険診療を期待して保険のクリニックをぐるぐる回っても、どこにいっても同じような事が待っています。

抜け毛/広がる円形脱毛症に対する当方の見解

抜け毛については程度関係なく脱毛面積が広くならない限り、まともな治療が存在しません。

 

ですので前の先生で治らなくて、「他の先生なら!」と思って受診しても、保険診療だと以下に対応されます。

・大学病院へ紹介

・局所療法併用(ステロイド局所注射/凍結療法/紫外線療法)

・保険処方で簡単に出せる脱毛症の治療薬の変更または追加処方

 

 

 抜け毛を止めないと、今ある髪の毛のないところが仮に改善できたとしても、新しい脱毛斑が発生します。

つまり、広がります。

抜け毛のある方は最初に抜け毛の治療を優先して行った方が治ります(そうしないと治らないです)。

 

抜け毛は病状が軽いと、保険診療入院なしの投薬/処置での治療は存在しません。

抜け毛の治療は自費体質改善外来の受診が必要です。

 

また病気が円形脱毛症/瘢痕性脱毛症でない場合は、保険診療で有効な治療手段はほぼありません。

診断が違うと治療方法が全く変わってきます。

そしてこの見極めは、診察が必要です。

保険診療のみでは以下の病状の改善は出来ません。

1 下記症状等の改善をご希望の場合は、自費体質改善外来での治療も合わせてお願いします。

・抜け毛の改善

・髪型が変わるくらいの広範囲な脱毛症、全頭型脱毛症

・眉毛、まつげ、体毛といった頭髪以外の部位の脱毛が認められる脱毛症

・脱毛症の原因の検査とそこからの治療

・繰り返す脱毛症に対する再発対策

・脱毛した頭皮に赤みがある脱毛症

・原因を突き止めて、根本的な治療をして再発対策したい場合

  

2 病気が円形脱毛症出ない場合(AGA/FAGA、代謝性脱毛症、休止期脱毛症、FPHL)は保険診療での診療は出来ません。

 

脱毛症で保険適応があるのは円形脱毛症/瘢痕性脱毛症のみです。

他の脱毛症は治療薬がありません。

円形脱毛症以外の脱毛症は体質改善外来での診療となります。 

また病気の見極めは、診察しないと判断できません。

 

当院治療方針

以下に当院初診時の治療方針をフローチャートでまとめました。

こちら参考にされて、ご希望にあった治療方針をお選び下さい。

受診する前に是非とも知っておいてほしい事

現在集計中ですが、以下の条件に限定すると当院保険診療(皮膚病治療、局所処置、漢方治療)で治療しても8-9割以上の患者さんが治療半年で治っています

 

1病状について

 ・初診時に抜け毛がない状態

 ・治療中に悪化して広がらない事

 ・単発型もしくは小さい脱毛斑が数個(多発性でも軽いケース)

この病状の患者さんが、この病気に関しては非常に多いです。

 

2患者さんの希望について

 ・原因探しを希望しない事

 ・再発対策をしない事

 

「再発対策をする。」という事は、「間違えていた歯磨きの仕方で虫歯になった。」話と同じ話になります。

つまり、心身のメンテナンスの方法が違ったという事なので、今の状態に相応しいやり方に変えたとしても、取り組む期間は一定期間で終わったり、短期間で終わるという事は期待できない事はご理解いただけると思います。

つまり、大変な話なのです。

患者さんの事情は各々あります。

病気の治療は良い治療と普通の治療、患者さんが出来る事と出来ない事で分けると、良い治療でも(今は)出来ない治療に手を出すことは出来ないと思います。また、良い治療で出来る事が見つかる保証もありません。

こういう考えから、上記の病状/条件に当てはまる場合は、まずは原状復帰(病状の改善)をされる事をお勧めします。

ご注意

1 当院では以下の薬剤による治療は行っておりません。

・ステロイド内服薬による治療

・局所免疫療法(SADBE/DPCP)

・デュプリマブ等の分子標的薬

・JAK(ヤヌスキナーゼ)阻害薬(オルミエント)

・15才未満でのステロイド注射/紫外線療法

 

2 各種処置をご希望される場合は、以下のペースで通院が必要となります。

・紫外線照射/凍結療法:週1回

・ステロイド注射:月1回

・その他再生医療(ミノキシジル注射/HARG療法等の再生因子注入、幹細胞上清液):隔週から月1回

 

3 その他

・脱毛症を罹患して長期間(例:10年以上)経っている場合、診察して毛穴が確認できない場合は、皮膚切除検査を行って、毛穴の存在を確認する検査を行ってからの治療方針決定となります。

仕事または趣味で夜更かしまたは夜勤の仕事をされている方で病気の治療のために止めることが出来ない場合は、病状の改善が見込まれまれない事があります。

予約にあたってのお願い

1 当日または翌日の受診はお受けできない事があります。

2 取得された日時での受診は他の患者さんの迷惑になりますので、必ず定刻までに受診をお願いします。

3 重なる当日キャンセル、遅刻、ドタキャンがあると受診する事ができなくなります。

4 電話での初診予約は受け付けておりません。

 

・受診時にお持ち頂くもの

1 保険証

2 (あれば)薬の手帳

3 (あれば)前の病院の検査の結果

 

・その他

1 以下のアンケートの内容次第によっては、当院で対応できないことがあります。

2 18才未満の患者さんはご家族と一緒に来院をお願いします。

初診予約時間

・初診の受付時間は下の予約状況で確認をお願いします。

 ・初診で受診された場合、診察・説明・検査・治療で2時間前後お時間を頂きます。

 ・ご予約頂きましたら、3診療日以内に日程調整等でご連絡を差し上げます。

 当日及び翌日の診療はお受けできないことがあります。

下記でご予約頂く事になりますが、受診のご希望時間と当院の予約状況と調整の必要があるときは、

miyata.medical.clinic@gmail.com からのメールで日時の調整させて頂きます。

よろしくお願いします。

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