Case 1

急激に進行する抜け毛

急激な進行する抜け毛より、毛量が減少して、髪の毛の分け目が広がっているのが確認できます。

約1か月後。

脱毛症の進行が止まらず、頭部の毛髪ほぼ全てが抜け落ちてしまっています。


20代女性。

著しい抜け毛と急激に進行する脱毛症を認めて、当院を受診しました。

急激に進行する抜け毛より、急性びまん性全頭型脱毛症(Acute Diffuse Total Alopecia:ADTA)と診断しました。

 

日本皮膚科学会円形脱毛症ガイドラインに準じて、ステロイド外用及びセファランチン内服を行いました。

またご家族の希望もあり、当院体質改善外来受診して精密検査を行いました。

心身の全身症状及び検査の結果で、慢性疲労・自律神経失調症・栄養障害が認められたため、漢方・サプリメント・生活指導にて根本的な治療を開始しました。

 

 

 

慢性疲労及及び栄養障害が改善した段階で、頭部全体・眉毛・まつ毛・鼻毛までの脱毛で停止しました。

 慢性疲労および栄養障害が改善しましたので、治療内容を自律神経失調症の調整にスライドすると、眉毛・まつ毛・鼻毛の回復が認められましたが、頭髪の回復は認められませんでした。

 

頭髪の改善が不十分である事からステロイドパルス療法の必要性の判断と治療委託及びご本人ご家族の他の専門医療機関受診の希望もあって、都内大学病院脱毛症専門外来を受診する事になりました。

 

脱毛症専門外来では局所免疫療法が行われましたが、頭髪の発毛の兆しは認められませんでした。

 


 

その後に当院にて腸内環境改善の治療を行うと頭髪全体の発毛が認められ、短髪であるものの全身の体毛と頭髪が元に戻りました。

 

治療結果に関しては個人差があります。

解説

この患者さんの病気の原因は慢性疲労、栄養障害、自律神経失調症、腸内環境異常でした。

慢性的な疲労により、ビタミンおよびミネラルの尿中排泄量が増加して、ビタミン/ミネラル不足をきたします。

ビタミン/ミネラル不足により自律神経失調症をきたし、自律神経失調症により腸内環境の悪化を招き、その腸内環境悪化によって免疫異常が生じて、自己免疫性脱毛症を発症したと考えることのできるケースです。