Case 3

急速に進行する抜け毛と意外な原因

前頭部と頭頂部の状態

ほぼ全ての毛髪の脱毛が認められている。

後頭部の状態

ほぼ全ての毛髪の脱毛が認められている。


40代女性

既往歴で適応障害を認め、自宅近傍精神科にて投薬治療を受けていました。

また慢性疲労および自律神経失調症による多彩な症状で就業できない状態でした。

 

受診時、著しい抜け毛を認め、瞬く間に頭部全体で脱毛を認めました。

 

徐々に脱毛が改善されています。

脱毛が改善されると同時に、全身症状も改善してきました。


歯科通院歴があって歯科治療の後に脱毛を認めたことより、金属汚染による脱毛症を疑いました。

体質改善外来を受診して精密検査結果及び全身症状から、水銀汚染、腸内環境異常、栄養障害、自律神経失調症を認めました。

水銀汚染の原因となる歯科金属の除去、全身状態改善の治療(腸内環境異常、栄養障害、自律神経の調整、食事指導、生活指導、体内残留金属のデトックス)を行いました。

頭髪は完全に原状復帰する事が出来ました。

 また、全身状態(慢性疲労、自律神経失調症)も改善しました。

現在、精神科で精神疾患の治療は継続していますが、元気になって働いています。

 

治療結果に関しては個人差があります。

解説

円形脱毛症=ストレスばかり言われている事を改めて考え直さなければいけないと考えたケースです。

 

円形脱毛症の原因は、ストレス・疲れ・自律神経失調症・感染症・遅延型アレルギーによる慢性炎症・腸内環境異常・金属汚染・肝機能障害・冷え性と非常に多彩です。

 

この患者さんは口腔内が金属だらけで、水銀中毒を疑って歯科の先生により口腔内の金属除去を行いました。

口腔内金属による慢性皮膚疾患(湿疹、アトピー、掌蹠膿疱症、脱毛症)の話は比較的ある話で、大学病院などでは金属と病気の関係性の検討や金属除去が行われています。

実はそれだけでは不十分で、長期間の金属留置によって体内残留金属の除去が必要です。

体内金属の除去には肝臓→腸の糞便からのデトックスを行いますが、肝機能が不十分または腸内環境が悪いと解毒がうまくいきません。

 

この方は脂肪肝がありましたので、食事指導による減量+脂肪肝の治療+サプリメント療法を行って解毒機能を元来の解毒機能を改善させながら、解毒を行いました。

 

上記治療が奏功し、脱毛症は完全に原状復帰できました。

また、上記様々なトラブルを改善する事により、心身元気に回復して、元気に就業できる状態にまでなりました。

 

治療効果には個人差があります。

 

解説

この患者さんは、腸内環境悪化/栄養障害/自律神経失調症/慢性疲労に加えて過去に虫歯の治療で使用された歯科金属(アマルガム)による水銀汚染が認められたケースです。

脱毛症発症の前に歯科受診をして、虫歯の施術の影響で体内に水銀が押し込まれて、その反応が脱毛症を来す直接の原因となっていました。

歯科金属を除去する事して水銀汚染源を取り除く事も重要ですが、体内に残留した水銀を解毒することも同じように重要です。

金属解毒は肝臓の解毒経路と使用しますので、肝臓に負荷のかかるもの(脂肪肝、慢性炎症等)の改善を行いながら、解毒の治療を行いました。