最終更新日 令和5年1月20日

CASE 6

女性の薄毛、多発性脱毛症、抜け毛

初診来院時


30代女性 持病なし

進行性の抜け毛・円形脱毛症・頭頂部の薄毛を認め、自宅近傍保険診療皮膚科医療機関を受診しました。

円形脱毛症及び薄毛に対して外用剤・内服薬が処方されて使用しましたが改善なく、むしろ円形脱毛症の広がりを認めてまた抜け毛も改善を認めませんでした。

ご本人、ご家族と相談し、病状の改善を希望して、母親と一緒に当院を受診しました。

 

上記のような前頭部から頭頂部にかけての頭髪の分け目が広がったように見える薄毛と2カ所の円形脱毛症、抜け毛(写真掲載なし)を認めていました。

 

約2年前に出産して初診時当時は産休を取得しており、出産後から体力低下を認めて慢性的な疲れを自覚していました。

 

初診時、様々な自律神経失調症の症状、生理痛などのPMS症状、慢性的な疲れを認めており、

出産に伴う栄養障害からの全身症状(慢性疲労、自律神経失調症、脱毛症)と考えてました。

 

ご本人に上記を説明した所、脱毛症の改善のみならず心身の回復をご家族ともにご希望されましたので、

自費体質改善外来を受診して脱毛症及び心身の全身症状の原因の精密検査を行う事となりました。

 

精密検査の結果、様々な栄養障害を認めましたので、サプリメント療法及び漢方治療にて全身状態の改善を行いました。脱毛症局所の治療は円形脱毛症に関しては前に通院していた医療機関と同じステロイド外用、頭頂部の薄毛に関しては全身状態の改善で治ることが見込まれましたので外用剤不使用としました。

再診2ヶ月目


治療2ヶ月目

2ヶ月後に再診しました。

抜け毛の完全停止、円形脱毛症の発毛、頭頂部の薄毛の改善、自律神経失調症の症状、PMS症状、慢性疲労全ての病状の改善を認めました。

当院再診前に育児休暇が終了して会社勤務が再開していたのですが、以前は途中で疲れて辛かったのに、当院で体力回復の治療をしたら途中で全く疲れなくなって、「ストレスに伴う胃の痛み以外は何もかも全部治った」と当方に話されていました。

 

解説

今回のケースでは保険診療医療機関を受診した場合、抜け毛さえなければ円形脱毛症の改善は見込まれました。

しかし、上述の表で示しているとおりに、抜け毛が軽度で髪形の著しい変化を認めない抜け毛の治療方法で安全な方法は存在しないため、保険適応の治療方法では治せなくなります。

おそらく、保険医療機関をこのまま受診を続けた場合は、円形脱毛症の脱毛斑の増加と頭髪量の減少に伴う見た目の悪化が見込まれたかもしれません。

 

当院治療で脱毛症の病名関係なく抜け毛の治療は最優先と考えています。

抜け毛は全ての脱毛症に共通して、病気の勢いが強い状態です。

この病気の勢いを弱めないと、仮に対症療法(原因関係なく病状/症状を改善させる治療)で治せたとしても、治療に反応しない、または治っても必要以上の治療を必要とする事が見込まれます。

ですので抜け毛を止めるために一番重要なことは抜け毛の原因を突き止めて、そこから治すことです。

保険診療医療機関で行われている円形脱毛症治療は、軽症かつ抜け毛が認められない安定期の円形脱毛症はそこそこの治療効果が見込まれます。これは当院で同様の治療を行っていて同じと考えます。

しかし、瘢痕性脱毛症と円形脱毛症以外の脱毛症については保険での治療方法がほぼ存在しないため、治せなくなります。

上述は女性の男性型脱毛症の分類です。

 

今回のケースですと見た目としてはⅡ型と考えることが出来ます。

しかし、専門家はFAGA(女性の男性型脱毛症)は加齢変化に伴うテストステロンの増加と考えていますが、30代前半で加齢変化や老化現象で脱毛症と説明して良いのでしょうか?

当院の精密検査では性ホルモンの異常はありませんでした。

 

つまり、FAGAの治療はAGA(男性型脱毛症)と同様にスピロノラクトンといったホルモン異常の改善薬が使われています。

しかし今回のケースでは、ピロノラクトンは使用していません。

またミノキシジルやPRP・幹細胞培養上清液といったも再生医療系の治療手段も全く使用していません。

 

仮に上記の治療方法で自費毛髪改善医療機関で治療した場合は心身の不調となる様々な全身症状の改善は不可能です。

 

このあたりの話が自費保険問わずの国内毛髪診療の限界で、当院としてはそこの問題に対して有効な見解を有していると考えています。

体内異常とその原因を解決する事で、円形脱毛症(重症度問わず)/女性の薄毛(FPHL・FAGA)/AGA/代謝性脱毛症と疾患関係なく脱毛症を改善させることが出来ると当方では考え、様々な脱毛症の治療を行っています。

薄毛・円形脱毛症・抜け毛を原因から治し、再発対策を行いたい方、

当院自費体質改善外来の受診をおすすめします。