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大学病院の実力

患者さんの多くは、

「大学病院はレベルの高い

診療をやっているだろう」

と考えていると思います。

 

当方の見解です。

脱毛症診療に関しては、

「治療に関しては、基本的には

そうではありません」

 

ひどい話に聞こえますが、

勘違いして振り回されない為には

有益な情報と思います。

 

そうでない理由を以下で説明します。

 

1.大学病院が教育機関/研究機関

であるから

 

大学病院は教育機関です。

つまり、免許取りたての

若い先生の訓練場です。

 

教える側にはマニュアルが必要で、

それが診療ガイドラインとなります。

 

そのガイドラインは日本中の医師が

診療に使用しています。

 

さらに保険診療のルール上、

薬の一日の投与量が決まっています。

 

日本中の医療の底上げとしては

有益と思います。

 

つまり、ある意味月並みな治療を

やっているという事になります。

 

ひょっとしたら、治療について

特別な研究を行っている大学も

あるかもしれませんが、

それは各大学皮膚科に

確認してみないと分かりません。

 

2.治療手段の進化が遅い

 

例えば、保険適応外では大規模研究が

されていなくても有効なケースのある

治療がされています。

 

なら、そういう治療方法が保険で

使えるようになればとなるのですが、

保険承認のための、臨床実験には

少なくないお金と時間が必要になります。

 

となると、脱毛症の患者さんは

人口として多くないので、

採算上の問題で企業が動かない

のかもしれません。

 

ですので、最近出た脱毛症の

保険で使える新薬オルミエントは、

約25年以上ぶりの新薬となります。

 

ちなみに大学病院ならではの治療は、

点滴ステロイドパルス療法があります。

しかしこれはベッドがあるから

やれるだけです。

しかも、対象者も非常に少ないです。

 

3.円形脱毛症診療ガイドラインでの

診療従事医師の制限がない

 

円形脱毛症診療ガイドラインはネットで

誰でも見ることができます。

 

そこに出てくる医薬品と治療機材は、

医師であれば容易に診療で用いることが

できます。

 

4.円形脱毛症と瘢痕性脱毛症以外の

治療手段が乏しい

大学病院は保険診療の診療の

教育機関としてデザインされています。

 

円形脱毛症のつもりでも、

そうでない脱毛症(AGA/FAGA/FPHL、

休止期脱毛症、代謝性脱毛症)

は保険での治療手段が乏しいです。

 

また保険診療の診療教育機関より、

自費診療の運営デザインがされていません。

 

ですので、脱毛症が保険適応内での疾患で

ない場合は、治してくれなくなる事が

ある事になります。

 

上記4つの理由から、

 

特別な臨床実験や

ステロイドパルス療法が

必要な病状でない限り、

治療目的で大学病院に行っても、

同じ事が待っているになりかねない

という事になります。

 

このブログを読まれている患者さんが、

ご自身に相応しい医療機関を見つける

きっかけになればと思います。