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運動習慣と抜け毛 その1

大分前にこんな患者さんが

いらっしゃいました。

 

40代男性 職業:会社員 

約2か月前から頭部に

脱毛斑と抜け毛を自覚。

 

AGA(男性壮年型脱毛症)と考えて、

とあるAGAクリニックを受診。

 

そこでAGAの治療薬

(フィナステリドとミノキシジル外用)で

治療を開始しましたが脱毛部の改善なく、

別の有名なAGA専門クリニックに相談。

 

2件目のAGAクリニックでは、

「今の病状はAGAでない」と言われ、

当院受診。

 

持病は成人病があり、内服薬を数種類内服。

 

頭部の病状としては、

頭髪をけん引するたびに

数本の抜け毛を確認。

 

また頭部全体に円形でない脱毛斑を

複数個認めました。

 

他の所見として、高血圧、

こむら返りを認めました。

 

生活歴では、

常習性飲酒と

負荷の強い運動歴(ジョギング等)があり、

ストレスはありませんでした。

 

本人としては、

抜け毛の原因に全く思い当たるふしが

ないと言っていました。

自費体質改善外来と受診されて、

血液検査を行いました。

 

以下検査結果の抜粋です。

肝機能  
AST 22 
ALT 18
γ - GTP 49
ミネラル  
K (カリウム) 3.7
Mg (マグネシウム) 1.9
TIBC 440 ↑
UIBC 346 ↑
フェリチン 148.7
ビタミンB群  
Vit.B 12 303
葉酸 10.6
その他(甲状腺/炎症)  
fT3 3.3

上記結果と病状症状より、

・栄養障害(ビタミンB/C、ミネラル)

・肝機能障害

と診断しました。 

 

ミネラル不足は万病の元になります。

鉄分不足と脱毛症の関係は

AGA、円形脱毛症など、病型を問わないと

過去に報告されています。

 

東洋医学の世界では脱毛症は

心身症≓自律神経失調症

と捉えて治療しており、

自律神経失調症の治療にビタミン剤の

大量投与は国内外の代替医療では

普通に行われています。

 

結局この患者さんは、

検査結果の原因から必要なサプリメントと

原因から起こる様々な症状への漢方薬で

抜け毛が止まりました。

 

当然保険処方の薬もAGAの薬も

必要ありませんでした。

 

運動習慣はビタミンとミネラルを

大量に消費します。

飲酒も消費します。

 

原因の可能性について

話すことは簡単です。

 

しかし実際に検査をして、

「何がどれだけ不足しているのか?」

が分からないと治療が出来ません。

 

しっかりと病気を治したい方、

お悩みの病気の原因を見つけるためにも、

体質改善外来の受診をおすすめします。