
当サイト/当ブログをご覧の皆さま、
こんにちは/こんばんは。
ミヤタ メディカル クリニック
院長 宮田晃史です。
今回は厳しい抜け毛の見分け方と
対処の仕方をお伝えします。
以下に述べるよりも軽症の抜け毛はもともとの正常な範囲またはAGA/FAGAの可能性があります。
正常な範囲でも、1日に50-100本は髪の毛は抜けます。
病的な抜け毛の見分け方と対処(受診先)の仕方
対応状況 | ||||
大学 病院 |
AGA クリニック |
当院 自費外来 |
||
正常な抜け毛 |
両手で頭髪を引っ張って2~3回に1回、 1-2本程度の抜け毛がある状態 上記の状態はAGA/FAGA、薄毛も含む |
受診 しない |
AGA/FAGA があれば可能 |
AGA/FAGA があれば可能 |
抜け毛 軽症 |
両手で頭髪を引っ張るたびに 1-2本程度の抜け毛がある状態 |
不可能 |
ひょっとしたら 可能かも? |
可能 |
抜け毛 中等症 |
両手で頭髪を引っ張るたびに 10本前後の抜け毛がある状態 |
重症化すると 可能 |
不可能 |
可能 |
抜け毛 重症 |
両手で頭髪を引っ張るたびに 何十本も抜け毛がある状態 |
可能 入院治療で |
不可能 |
可能 |
抜け毛軽症

抜け毛の状態は毎回頭髪を引っ張る度に1-2本抜け毛が手につく状態です。
上の写真は、分かりやすくするために何本かまとめたものを撮影しています。
各医療機関対応状況
医療機関 | 対応状況 |
大学病院 (脱毛症専門外来) |
不可能 |
自費薄毛/AGA クリニック |
多分 不可能 |
当院保険診療 (標準治療+漢方) |
厳しい |
当院 標準治療+漢方+体質改善外来 |
可能 |
保険診療の医療機関ですと、これくらいの抜け毛は経過観察となります。
この抜け毛の患者さんが脱毛症専門外来にいた皮膚科の先生にそういわれています。
この患者さんは抜け毛を伴う円形脱毛症で受診した患者さんで、自費体質改善外来での精密検査の結果、妊娠に伴う栄養障害での抜け毛と円形脱毛症でした。
抜け毛中等症

抜け毛の状態は毎回頭髪を引っ張る度にこれ位の量が抜ける状態です。
上の写真は、分かりやすくするために何本かまとめたものを撮影しています。
各医療機関対応状況
医療機関 | 対応状況 |
大学病院 (脱毛症専門外来) |
脱毛面積が広くなれば(脱毛症悪化)、 入院ステロイドパルス |
自費薄毛/AGA クリニック |
不可能 |
当院保険診療 (標準治療+漢方) |
厳しい |
当院 標準治療+漢方+体質改善外来 |
可能 |
保険診療の医療機関ですと、大学病院に紹介となります。
この方は某有名AGAクリニック受診して、「AGAではないので、治療できない」と言われました。
当院では円形脱毛症進行期と診断しました。
自費体質改善外来での精密検査の結果、過剰な運動と飲酒に伴う栄養障害が見つかっています。
抜け毛重症

抜け毛の状態は毎回頭髪を引っ張る度に何十本も抜け毛が手につく状態です。
各医療機関対応状況
医療機関 | 対応状況 |
大学病院 (脱毛症専門外来) |
入院ステロイドパルス 改善率 約58%(条件付き) |
自費薄毛/AGA クリニック |
不可能 |
当院保険診療 (標準治療+漢方) |
まず無理 |
当院 標準治療+漢方+体質改善外来 |
入院ステロイドパルスと併用で対応 |
保険診療の医療機関ですと、即時の大学病院紹介となります。
国内のクリニックは保険自費問わずに治療できなくなります。
この病状の成れの果てで、鼻毛・眉毛・まつ毛・体毛が抜けることがあり、全頭型脱毛症や全身性脱毛症へ進展していきます。
当院では、保険診療(皮膚病治療、漢方治療)、自費体質改善外来、入院ステロイドパルスと全て併用して治療します。
診断は急性びまん性全頭型脱毛症(ADTA)です。
患者さんは生活の状態から、慢性疲労と栄養障害が原因として考えられるケースで治療しています。